アポクリン腺は思春期に発育してきて、性活動が盛んに行われている間は働いているが、中年期になると次第に萎縮してくる。しかもこの腺があるところは、私たちがくすぐったく感じる場所で、性感帯といわれるところに一致している。そのため、アポクリン腺の働きは性活動と関連しているものということができる。そうしてアポクリン汗が特有の刺激性の臭いをもっているのも、それが動物では繁殖に異性を呼ぶための臭いを出す腺であった名残りだからである。
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ところでアポクリン腺は人間でも同じように、異性を呼ぶのに関連があるかどうかはいろいろな意見がある。まったく否定する人がいる一方、関連をもつものといっている人々もいる。それらの人は、その証拠として「女性は男性のわきの下の臭いに弱い」といっているし、またアポクリン汗の臭いを「boyがgirlに会いたくなる臭い」とアメリカの本では定義している人もいる。それにセックス・アピールのある香水といわれているものは、アポクリン汗の臭いをまねてつくられているのである。