「ケミカルピーリング」といっても、ケミカルにはいろいろな薬剤があり、薬剤によって効果やリスクの程度に違いがあることを知っておきましょう。美肌をつくることが目的のグリコール酸やサリチル酸、乳酸などを使う「ケミカルピーリング」と、シワやシミ治療を目的とした「ケミカルピーリング」とでは、同じピーリングでも大きな違いがあることを認識しておいてください。とにかくシワ治療においては、はれが少し残る術後1〜2ヵ月は効果があるように見えても、半年後にはあまり効果がなかったという結果に終わることが多いようです。欧米で行われている方法そのままでは、「レーザーリサーフェシング」も、TCAなどによる「ケミカルピーリング」も、日本人にはリスクが高いので、まだおすすめできる状況ではありません。今後、日本人に合った治療法を時間をかけて開発していく必要があります。
体重はダイエット前と同じでも、脂肪だけがふえてしまったことになるのです。そのうえ、リバウンドするときにつく脂肪というのは、皮下脂肪よりもおそろしい内臓脂肪が多くなり、健康面からいってもよくないことばかりです。このように、リバウンドをくり返すと脂肪体重がふえ続けることになり、筋肉の重さにくらべて脂肪の割合が多くなってきます。その結果、ますますやせにくく太りやすい体になる悪循環となるのです。驚くことに、ダイエットに成功した人でも、目標体重を達成してから3年以内に7割以上の人がリバウンドしてしまうという調査結果があります。つまり、目標体重を3年間リバウンドしないで維持することができれば、ダイエットに成功したといえるのです。さらに、5年間をリバウンドなしで過ごすことができれば、もうだいじょうぶです。太らない知的な生活習慣が完璧に身についた証拠です。
いつもの眼鏡をかけると新聞の字が読みづらい。眼鏡をはずせば新聞の字が読みやすくなる。この事実に気がついた近眼の中年諸氏は愕然とする。これは、間違いなく老眼のサインだからだ。人間は生まれてから二十歳まで成長し、二十歳からの二十年間はさまざまな意味で最高潮の時期だ。ところが、四十の声を聞いたとたんに、体に何らかの異変がおきはじめる。いわゆるさまざまな老化現象のサインだ。この老化現象のサインとともに、体の内部では免疫力の低下が起こる。風邪にかかりやすくなったというだけでなく、免疫力の低下はさまざまな病気をも発症しやすくする。男性で四十歳、女性は婦人科の病気も含めて三十歳が「がん年齢」といわれるのは、この免疫力の低下が顕著になり、がんで死亡する人の数が極端に増加する年齢だからだ。若いときはこんなはずではなかったとぼやいても、老化にともなう変化の一種として体の抵抗力がなくなってしまうのは、ある程度、仕方のないことだ。しかし、免疫力を高める食品を意識してとれば、免疫力の低下を防ぐことはある程度可能である。