レンタルドレスとセルドレスのプレタポルテでは、ほぼ価格差はない。何回も回転させて利益を上げなければならないレンタルドレスの元値は、しっかりとつくられているだけ、セルドレスよりも高額になる場合もある。レンタルの場合、白ドレスと色ドレスの2着で15万〜30万円程度が必要だ。流行に人気商品が左右されるために適宜、新作のドレスを入れ、不人気のドレスを下げることも行なっている。レンタル需要が圧倒的なので、製造・販売を自前で行なう婚礼衣裳企業も、セルのほかにレンタルをラインナップに揃えるケースが多い。なお、白ドレスはデザイン性や縫製技術などからイタリア製が人気である。そうしたことから、イタリアのメーカーと提携し、その商品を販売またはレンタルする婚礼衣裳店も登場してきている。ホテルや結婚式場にテナントで入店している(インショップ)のは、たいていレンタルのウエディングドレスショップである。ウエディングドレスだけでなく、「神前式」や和装のコーディネートを望む新婦のために、和装も扱うことが、テナント入店の条件になっている。大手の婚礼衣裳企業では、テナントと路面店の2WAY展開をしているところもある。